第1楽章 短い序奏で5つの冒頭動機が提示される。そして第2ヴァイオリンによる第1主題が提示される。この主題が局全体の根幹を成している。 第1主題 曲はニ短調になり、第1ヴァイオリンによって第2主題が奏でられる。 第2主題 再びニ長調に戻り、第1主題が展開風に扱われ、さらに第2主題の展開が繰り広げられた後で、ヴァイオリンと木管による第3主題が登場。 第3主題 展開部はこれまでの主題と関連した新しいモティーフによって扱われ、変ホ長調から嬰へ短調へと調性も拡大される。 コーダではこれまでの残骸がかき集められたように、消え入るように並べられる。この部分の手稿には「さようなら、さようなら」という書き込みがあった。