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交響詩第13番 「ゆりかごから墓場まで」 Von der Wiege bis zum Grabe
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解説 この曲だけ他の交響詩より約20年隔てて、1881年から1882年にかけてローマで作曲されており、作者の生前に演奏されることはなかった。従ってそれまでの交響詩とは全くと言っていいほど違った作風のものになっている。 元になったのはハンガリーのミハイル伯爵による自作のペン画「ゆりかごから墓場まで」。画面中央にギリシャ風の服を着た賢人が座り、書物の上に左手を置き、右手をリュートにかけている。画面左下にはゆりかごで嬰児をあやす母親がおり、その左には棺があって悲しむ人々がいる。リストはこの絵に大いに創作意欲を刺激された。 |
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曲のテーマ 「ゆりかご」「生への闘争」「来世のゆりかごである墓場へ」の3つの部分が続けて演奏されるようになっている。「ハムレットの場合と同じく、最初はゆっくりした、静かで平穏な部分に始まり、中間に荒々しい生への闘争を表す部分をはさんで、再び静かな平安が戻ってくる。 |
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愛聴盤
ベルナルト・ハイティング指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 録音1970年11月 ロンドン リスト・交響詩全集2 |
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