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交響詩第11番 「ハムレット」 Hamlet

解説

シェークスピアの代表的戯曲「ハムレット」を題材にした音楽は少ない。トーマのオペラ意外だと、ベルリオーズの「オフィーリアの死」、チャイコフスキーの「序曲ハムレット」と付随音楽くらいである。

リストは1856年にワイマールでこの戯曲が上演されるに当たっての序曲として、この曲を書き始めた。しかし結局完成したのは1856年になってからで、初演はさらに遅れた1876年に行われている。

曲のテーマ

リストがここで描こうとしたのは明らかに「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」に象徴されるハムレットの苦悩である。それが一般にあまり人気のない要因ともなっているが、精神面の深い追求としては他に類例がないほどの高さに到達している傑作である。

愛聴盤

ベルナルト・ハイティング指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

録音1970年1月 ロンドン

リスト・交響詩全集1

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