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交響詩第5番 「プロメテウス」 Prometheus
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解説 リストがこの曲を書いたのは、ヘルダーの彫像が完成した除幕式にあわせて劇を上演することになり、官邸劇場から序曲を依頼されたため。リストは演目としてヘルダーの代表作「解放されたプロメテウス」を選んだ。 最初はプロメテウスの怒りと苦悩を表すかのごとく始まり、対照的に優しい主題も顔を出す。中間のフーガ風に発展する部分は、文明がもたらされる困難な過程を表したものとされている。 神々に反抗して敢然と刑を耐え忍び、遂には勝利へとたどり着いた深い苦悩がこの序曲の性格をなしている。 |
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曲のテーマ プロメテウスはギリシャ神話の神である。人間界のために天上から火を盗んだためにゼウスから怒りをかい、コーカサスの山上に鎖で縛られハゲタカに身体を啄ばまれるという責め苦にあう。しかしヘラクレスに開放されることになるのであり、リストはその苦しみと開放された喜びを曲に表した。 |
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愛聴盤
ベルナルト・ハイティング指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 録音1971年11月 ロンドン リスト・交響詩全集1 |
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