ピアノ楽曲 管弦楽曲 歌曲、宗教曲 リストの生涯 リンク
十字架の道行 Via Crucis 

解説

リストはこの音楽を取り上げてもらうよう、聖チェチーリア教会にい送ったが反応はなかった。更に没する2年前の1884年にはバイエルンの教会音楽出版局にこの楽譜の発表を依頼したが、相手にされなかった。そのためこの宗教音楽は、リストの死後半世紀近くまで演奏されることはなかったのである。

構成

キリエ
アンダンテ。教会旋法風から結尾はニ長調へ。4分の3拍子。

グローリア
ト長調。転調を多く含む2分の2拍子。

クレド
荘重に。

サンクトゥス
リストはこの曲が神秘的に、至福のうちに歌われることを望んだ。

ベネディクトゥス
静かに。

アニュス・デイ
リストはこの終楽章が悲劇的でなければいけないと言っている。

愛聴盤

マリー・クレール・アラン(オルガン)
アウディテ・ノヴァ声楽アンサンブル/指揮:ジャン・スーリッス

録音1986年12月 パリ、聖アントワーヌ教会

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