解説 1871年から79年の間に作曲され、1879年に作曲された。トニー・ラーブに献呈されたが、曲は2つの部分からなる。第1部はオペラの第1幕第2場、ヴルカン寺院の場に現れる巫女たちの祈りと高僧たちの合唱、巫女たちの聖なる踊りを素材にした曲。切れ目なく続く第2部は第1幕第2場の土牢の場面で、生き埋めにされたラダメスとアイーダがこの世に別れを告げる二重唱のパラフレーズ。 原曲の音楽を想像力豊かに扱いながらも、基本的には原曲を忠実になぞっている。
ダニエル・ボレンボイム(ピアノ)
録音1985年7月