「指揮するマーラー」

1900年、スケッチ
宮廷劇場で指揮するマーラー。
ウィーンの宮廷楽長として就任した10年間に、強引に自分の主張を推し進めるマーラーに対する反感は高まってった。歌手や楽員の不満に加えて、入場者の減少による宮廷の財政悪化がそれに拍車を加えた。
さらにマーラーが作曲や歌劇場以外での演奏に身をいれたことで、それまで好意的だった人々も彼に背を向け始める。
四面楚歌の中でマーラーは意を固め、1907年に辞任した。




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