「指揮をするマラー」
1898、スケッチ
ハインリヒ・グレーバーが知人にあてた手紙のスケッチ。
ウィーン・フィルの常任指揮者だったハンス・リヒターが1898年に辞任したため、マーラーはその後任者となった。
当時のウィーン・フィルの実態は、宮廷歌劇場のオーケストラにすぎなかったが、しかしこの団体の常任指揮者になったということは、マーラーが名実ともにウィーンの音楽界を掌握したことを示していた。
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