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交響詩第12番 「理想」 Die Ideale

解説

1857年9月、ワイマールに建てられたゲーテとシラーの像の除幕式のために作曲された。「理想」はシラーの同名の詩に基づいたもの。初演はもう1つの大作「ファウスト交響曲」と共に行われている。

中心となる主題は一度聞いただけで耳に残るほど明快なもので、希望の憧れに満ちた、まさに理想を象徴するものである。

曲のテーマ

曲はシラーの詩の内容を忠実に音楽化したもので、1人の多感な青年の生涯が描かれている。最初に「理想」と題されたアンダンテから始まり、続いて活発な「飛躍」、そしてアンダンテの「失意」が続く。更にスケルツォに相当するアレグロとなり、最後に「歓喜と希望」となり、仕事のための理想こそが再考の目的として表される。

愛聴盤

ベルナルト・ハイティング指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

録音1971年11月 ロンドン

リスト・交響詩全集2

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